看護科


   理 科  生物基礎  シラバス

 

 単 位 数

      3  単位

 年次・形態
 

1 年 次 ・ 通 年 
 
1 学習の到達目標等



 学習の到達目標
 

1. 生物や生命現象の持つ多様性を踏まえつつ,それらに共通する生物学の基本  的な概念や原理・法則を理解する。
. 生物や生命現象の中から問題や課題を見出し,観察,実験などを通して探究  する姿勢を身につける。

使用教科書・副教材等
 

 新編 生物基礎(東京書籍)
 
2 学習計画及び評価方法等





             
  学  習  内  容         
 




 


    学  習  の  ね  ら  い

 


備  考

 

考査範囲










前 





     期





















 

 1編 生物の特徴

1章 生物の共通性
 生きているとは?

原核生物と真核生物を観察しよう

2章 生命活動とエネルギー

@生命活動を支える代謝

A生体内のエネルギー変換



2編 遺伝子とそのはたらき



1章 生物と遺伝子
@DNAの構造





ADNAとゲノム


2章 遺伝子の均等配分
@細胞分裂とDNA
ADNAの倍加
BDNAの正確な複製
 







 

・生物が共通に持つ特徴をあげることによって  「生きている」とはどういうことかを理解する。
・すべての生物は「細胞」からできているという 共通性を理解する。
・細胞の構造を知ることにより,原核細胞と真核 細胞,動物細胞と植物細胞の共通性と多様性を 理解する。
・細胞の中でエネルギーの受け渡しにATPとい う物質が関わっていることを理解する。
・細胞内での代謝には触媒として酵素が必要であ ることを理解するとともに,酵素のはたらきや 性質についても理解する。
・共生説に触れることで,葉緑体とミトコンドリ アが原核生物に由来することを理解する。
 

身近な例から生物の多様性に気づかせる。

ATPの持つエネルギー量を具体的に示し,理解を助ける。



 












 査

 







 






 

・ヌクレオチドの構造やDNAの二重らせん構  造,塩基間の相補性について理解する。
・DNAの構造が遺伝情報を担いうる特徴を持っ ていることを理解する。
・DNAの塩基配列が遺伝情報であることを理解 する。
・体細胞分裂の過程について染色体の動きを追い ながら理解する。
・体細胞分裂の前後で遺伝情報の同一性が保たれ ることを理解する。

・細胞周期の間期にDNAが複製され,分裂期に DNAが等しく分配され,その結果どの細胞で もDNAの量と質が均一になることを理解す  る。
・塩基の配列を正確に複製する方法について理解 する。
・タンパク質合成に際して,DNAの塩基配列が  アミノ酸配列に置き換えられることを理解する。

パフの位置変化が何を示すのか発展的な学習を行い,観察実験につなげる。

インターネットを利用した調べ学習を効果的に行う。





 











考 査





 



 








 

【課題・提出物等】
・実習・課題のレポートや夏季休業中の課題を提出してもらいます。また,単元終了後には小テスト を実施する。

【前期の評価方法】
 第1回,第2回考査の成績及び小テスト,学習活動への取組み方,提出物等で総合的に評価する。

 










後 





  






































 


体内環境を調節する器官


2章 体内環境を保つしくみ

@自律神経系による調節
Aホルモンによる調節
B血糖値の調節



3章 体内環境を守るしくみ


@免疫のシステム
A免疫とヒト






4編 生物の多様性と生態系

1章 植生の多様性

@生態系における植物の役割
A植生と遷移

2章 気候とバイオーム
@地球上の植生分布
Aさまざまなバイオーム




3章 生態系とその保全

@エネルギーと物質の循環

A生態系のバランスと保全





 







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・肝臓のつくりとはたらきを学習することで,肝 臓で様々な物質の合成・分解・貯蔵が行われて 体液の成分が保たれることを理解する。
・腎臓のつくりとはたらきを学習することで,腎 臓が体液中の無機塩類などの濃度を一定保って いることを理解する。
・自律神経系の分布とはたらきを理解する。
・交感神経と副交感神経が拮抗的にはたらいてい ることを理解する。
・細胞性免疫のしくみを理解し,あわせて臓器移 植での拒絶反応がこの免疫によっておこること を理解する。
・体液性免疫のしくみと,この免疫でつくられた 抗体により抗原抗体反応がおこることを理解す る。
・適応免疫ではT細胞やB細胞の一部が記憶細胞 となり,このことが同一病原体の2度目の侵入 への備えとなることを理解する。
・免疫システムを応用した感染症の予防として, 予防接種について理解する。
・免疫システムを応用した感染症の治療として, 血清療法について理解する。
・免疫システムが過敏にはたらくアレルギーにつ
 いて理解し身近な疾患例として花粉症などがあ ることを知る。
・免疫に関する身近な例として,免疫システムが はたらかなくなるエイズについて理解する。

・血液を材料として,塩類濃度の変化が血液に与  える影響を調べ,さらに血液凝固や血流の観察 を行うことで,体内環境を保つ上で血液が重要 な役割を果たしていることを理解する。
・辛み成分を用いて交感神経のはたらきを高め, その影響を調べることで,自律神経系のはたら きに関する理解を深める。

濃縮率や原尿量の算出方法などの発展的な学習を行う。

身近な例として,活動時(緊張時)と安静時の体の状態を考えさせながら自律神経系のはたらきを理解させる。




糖尿病の症状や予防法について文献やインターネットなどによって調べ,成人病についての関心を高める。



 



































 






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・生物の集団と非生物的環境が互いに関係して, 生態系をつくっていることを理解する。
・生態系は多種多様な生物によって構成されてお り,それぞれの生物が役割を担っていることを 理解する。
・生態系のバランスについて理解し,生態系を保 全することが重要であることを認識する。
・人為的に移入された生物が生態系にどのような 影響を与えるかを,文献や資料を用いて具体的 に考察する。

 

生態系において物質が循環すること及びそれに伴ってエネルギーが循環することを理解させる。


 












 


 


【課題・提出物等】
 実習や課題のレポートを提出してもらう。また,単元終了後には小テストを課す。
 

【後期の評価方法】
 第3回,第4回考査の成績及び小テスト,学習活動への取組み方,提出物等で総合的に評価する。

 

【年間の評価方法】

「関心・意欲・態度」,「思考・判断」,「技能・表現」,「知識・理解」の4つの観点から評価した  前期の評価と後期の評価を総合して年間の評価とする。          


 
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